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テレビ放映

埋もれた年金を取り戻す取り組みがテレビで放映されました。

フジテレビ「スーパーニュース」2012年9月24日放送 “年金探偵の執念の調査” 特集 奄美大島からのSOS

2012年09月24日

戦中戦後の厚生年金の記録


消えた年金記録が問題になった2007年から5年がたってなお、2400万件の不明な記録があります。
特に戦中戦後には社会の混乱や、不確かな記録により宙に浮いた記録が多くなっています。
年金探偵 柴田友都は、15年も前から、この埋もれた年金問題に取り組み、3,500人以上の年金記録を見つけ出してきました。

奄美大島からのSOS


今年7月、柴田は大島東特定郵便局長会からの依頼を受け、講演会を行いました。
奄美大島は、戦後から昭和28年までの8年間、アメリカの占領下にあったと言う事情があり、その間年金制度が存在せず、空白期間があるのため、今なお苦労されているお年寄りが少なくありません。
講演会には沢山の地元の方が集まり、皆さん真剣な表情で聞き入っています。
その後の相談会では、お年寄りの話を聞きながら、何十年も前の記憶を引き出して行きます。
働いていた場所、会社の名前、働いた時期などを思い出してもらうのです。

発見された年金記録


今回の相談会で、戦時中に徴用で川崎の工場で働いた記録、さらに戦後、上野で働いた記録が見つかった男性がいました。
男性の話をヒントに丹念に細かい情報を集め、年金記録を照会できるようにします。
男性の働いていた会社の一つは、奄美大島出身の社長が設立した会社で、奄美大島出身の人を優先的に採用していた会社でした。島出身の若い人に希望を与えようと、採用していたのです。
しかし、年金記録の台帳に書かれた男性の名前は、漢字が間違っていたために埋もれた年金になってしまっていました。

奄美大島の相談会で相談された11人のうち、現在4人の記録が見つかっています。
国家総動員で、徴用され国家のために働いたのに記録が不明なために、年金がもらえていない人が大勢います。
その時代には、年金手帳は配られておらず、その方達は年金を請求するすべを持ちません。
少しでも多く年金をみつけて、支給されるはずの年金をもらっていただけるように、活動を続けます。

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